ファイル&フォルダのバックアップについて

重要なファイル/フォルダを失いたくないですが、いくつかのフォルダ/ファイルのために、多くの時間がかかってディスク全体またはパーティション/ボリュームをバックアップするのも嫌です。こういう場合には「ファイルバックアップ」を実行して、特定のファイル/フォルダだけをバックアップすることができます。この機能によってバックアップした複数のファイルやフォルダは1つのイメージファイルに圧縮されます。

また、AOMEI Backupperの「ファイルバックアップ」は大量のファイルとフォルダを同時にバックアップすることができます。大容量ファイル/フォルダのバックアップも可能です。かなり簡単・安全ですし、時間もディスク容量も節約できます。なお、フォルダをバックアップする時にフィルタを設定することもできます(※例えば、特定の拡張子のファイルをバックアップするか、バックアップから除外することができます)。

AOMEI Backupperでファイル/フォルダをバックアップする方法

次は、個人ファイル/フォルダまたはビジネスファイル/フォルダをバックアップする簡単な方法をご紹介します。開始前にまず、プロのバックアップフリーソフト-AOMEI Backupper Standardをダウンロード→インストールして実行します。

1. 左側の「バックアップ」タブをクリックしてから「ファイルバックアップ」を選択します。

ファイルバックアップ

2. 別のバックアップタスクと区別するために、「タスク名」ボックスで名前を変更します。

タスク名

3. 「ファイルを追加」または「フォルダを追加」をクリックして、バックアップしたいファイル/フォルダを選択します(複数のファイルとフォルダを同時に追加できます。ファイルとフォルダを直接ドラッグ&ドロップで追加できます)。

フォルダを追加

※ソースフォルダを追加した後、マウスをソースフォルダのパスに移動し、漏斗アイコンが表示され、それをクリックして、「フィルタオプション」を開きます。

フィルタオプション

「フィルタオプション」はAOMEI Backupper Professionalなどの上位版で利用可能な機能で、特定の拡張子のファイルをバックアップ/除外するのに役立ちます。

ファイル包含/除外マスク

1) 「ファイル包含マスク」は、バックアップするファイルを指定できます。ワイルドカードがサポートされ、複数のマスクをセミコロンで区切ります(*.doc;*.xls;*.ppt)。

このマスクを使用して.doc、.xls、.pptなどの拡張子のファイルのみをバックアップすることができます。

例えば、選択したソースフォルダ内の.docファイルのみバックアップしたい場合、このマスクに「*.doc」と入力すればよいです。複数の拡張子のファイルをバックアップしたい場合は、各マスクをセミコロンで区切ってください。

2) 「ファイル除外マスク」は、バックアップから除外するファイルを指定できます。ワイルドカードがサポートされ、複数のマスクをセミコロンで区切ります(*.temp;*.tmp;*.bak;*~*)。

このマスクを使用して.temp、.tmp、.bakなどの拡張子のファイルをバックアップから除外することができます。指定した拡張子のファイルはターゲットパスにバックアップされません。

例えば、選択したソースフォルダ内の.tempファイルのみ除外したい場合、このマスクに「*.temp」と入力すればよいです。複数の拡張子のファイルを除外したい場合は、各マスクをセミコロンで区切ってください。

3) 「フォルダ除外マスク」は、バックアップから除外するフォルダを指定できます。ワイルドカードがサポートされ、複数のマスクをセミコロンで区切ります(*temp;temp*)。

このマスクを使用して特定のフォルダをバックアップから除外することができます。そのため、指定した名前のすべてのフォルダはターゲットパスにバックアップされません。

例えば、選択したソースフォルダ内の「A」フォルダのみ除外したい場合、このマスクに「*A」と入力すればよいです。複数のフォルダを除外したい場合は、各名前をセミコロンで区切ってください。

必要に応じて、下の3つのオプションにチェックを入れることができます。設定が完了した後、「はい」をクリックします。

4. そして、イメージファイルを保存する場所(バックアップ先)を選択します。

:バックアップするファイル/フォルダを保存しているドライブをバックアップ先として選択しないでください。こうしないと、そのドライブに問題が発生したら、作成されたバックアップファイルからファイル/フォルダを復元できない可能があります。

バックアップ先

5. 下の「オプション」「スケジュール」「バックアップスキーム」の3つのオプションをクリックし、自分の必要によってバックアップを設定することができます。最後に、「開始」ボタンをクリックしてファイルバックアップを実行します。

開始

※バックアップ実行中、左下隅の歯車アイコンをクリックして、完了後にPCをシャットダウン/再起動/ハイバネーション(休止状態)/スリープに設定することができます。チェックを入れて「はい」をクリックします。

左下隅のアイコン

※バックアップ実行中、下線付き文字をクリックして、バックアップ進捗状況を詳しく確認することができます。

下線付き文字

6. ファイルバックアップが完了するまで待っています。完了後、「完了」ボタンをクリックします。

完了

7. ターゲットパスにバックアップイメージファイル(.afi)が作成されたかどうかを確認できます。

afi

ヒント:
ファイルバックアップイメージを復元したい場合、ファイル復元機能をご利用ください。
バックアップイメージを復元せずに、その中の内容を確認したい場合は、「イメージをマウント」機能をご利用ください。

注意事項

●一時ファイルやジャンクファイルなどの不要なデータをバックアップしないように、データをクリーンアップしてからバックアップすることをお勧めします。

●AOMEI BackupperはNTFSファイルをバックアップする時に、NTFSアクセス権も自動的にバックアップします。また、NTFSファイルとNTFSアクセス権を復元することもできます。

●一部のファイルは特定のプログラムだけで使用可能なので、バックアップできない場合もあります。このような場合にはAOMEI Backupperにはプロンプトが表示されます。

●一部のファイルにはシステム権限がありません(ファイル/フォルダのプロパティでアクセス許可を確認できる)。こういう場合は、それらのファイルをスキップするよう求められます。

●大量のファイルやフォルダをバックアップする必要がある場合、それらを1つのフォルダに保存することをお勧めします。そのフォルダを選択してバックアップしたら、その中のすべてのサブフォルダがバックアップされます。

●「ごみ箱」の中のファイルとフォルダはバックアップできません。

●AOMEI BackupperはNTFS圧縮ファイルまたはEFS暗号化ファイルなどのファイルを効果的にバックアップできますが、復元後、ファイルにはNTFSのプロパティが含まれていません。