なぜ、バックアップイメージの分割が必要?
バックアップでは複数のメディアにデータを保存する事が推奨されています。複数のメディアにバックアップする事で、片方のメディアに事故があっても保存したデータには問題が無いようにするためです。
※現在一般的なのは外付けHDDなどと、クラウドへのバックアップです。このように複数のメディアにバックアップを作成しておけば、どちらかに問題があってもデータは保護されます。これだけでは不安がある場合、さらに保護を強化したい場合は、別のメディアに保存する事も推奨されます。
HDDやクラウドへのバックアップに加えて、DVDなどへもバックアップファイルを保存しておけば中長期的なデータの保存に役立ちます。例えば、月に一度DVDにバックアップデータを保存し、金庫などに保管します(※DVDの場合、コストも安くサイズも小さいのでほとんど場所を取ることなく、データを保存出来ます)。このように普段のバックアップ環境とは別の場所、別のメディアにしっかりと保存することで重要なデータをしっかり保護することが出来ます。
しかし、ここでは問題があります。それはバックアップのファイルサイズです。例えば、1層のDVDにバックアップする場合、ファイルサイズは4.7GB以下にする必要があります。バックアップファイルの容量がこれ以上ある場合、バックアップしたファイルがDVDに入らないことになってしまいます。このような場合に備えるために、バックアップの分割を設定するというソリューションがあります。
どのように、バックアップイメージファイルを分割?
AOMEI Backupperは、バックアップのファイルサイズを一定以下に保つ「分割」機能があります。バックアップタスクを作成する時にイメージの分割を可能にします。3つのオプションを提供して、分割サイズを設定することができます。この機能を使わない場合、1回のバックアップでは基本的に1つのファイルが作成され、場合によっては数十GBのファイルサイズになります。
【やり方】AOMEI Backupperをダウンロード→インストール→実行します。バックアップの「オプション」ボタン→「詳細」タブ 「分割」からバックアップのファイルサイズを目的別に設定することが可能です。
◎自動(お勧め):分割サイズは、ターゲット(バックアップ先)メディアのファイルシステムに決められます。
◎カスタムサイズ:手動で適切な値を入力します。バックアップイメージファイルはそのサイズで分割されます。最小のファイル分割サイズが50MBであることを注意してください。
◎所定のサイズを選択:ドロップダウンリストから、メディアの種類を選択してください。その後、プログラムはメディアに合わせたサイズでイメージファイルを分割します。CD、DVDなどの光学メディア向けの設定は既に用意されています。
ファイルが分割済みなので、それぞれのファイルをDVDなどの光学メディアに簡単に保存可能となります。
まとめ
AOMEI Backupperのバックアップソリューションはデータをちゃんと保護できますし、バックアップファイルサイズを様々なメディアにあわせて設定することも可能です。このようにバックアップファイルを分割しておけば、バックアップファイルをDVDなどへ簡単に保存する事ができます。DVDなどの光学メディア以外にも、昔使っていた古いデジカメのSDカード、古いUSBメモリなどへデータを保存する際にも役立ちます。
AOMEI Backupperの「分割」機能は、ストレージデバイスのサイズに応じて、大きなイメージファイルを指定されたサイズで複数の小さなファイルに分割することができます。必要に応じて、1つのオプションを選んで、適切な分割サイズでバックアップイメージファイルを分割しましょう。