AOMEI Backupperを使用して2台のPC間でファイルを同期する方法
はじめに
日常生活で、2台のコンピュータ間でファイルを転送する必要があることがあります。たとえば、データの安全性を保つために古いWin10のPCから新しいWin11のPCにファイルを転送したり、異なるコンピュータ間で友人や家族とファイルを共有したりする必要があるかもしれません。AOMEI Backupperを使用すると、「同期」機能を使って簡単に2台のコンピュータ間でファイルを同期することができます。この記事では、AOMEI Backupperの同期機能を使用して1つのPCから他のPCにファイルを同期する方法について説明します。
AOMEI Backupperで2台のコンピュータ間でファイルを同期する方法
前提条件
1. 両方のコンピュータが同じLANに接続されていることを確認してください。
2. また、同期したいフォルダをWindowsで共有フォルダとして設定してください。
3. 同期先のPCにAOMEI Backupperをインストールしてください。
Windowsで共有フォルダを作成する方法
2台のコンピュータ間でファイルを同期する前に、共有フォルダを作成する必要があります。
例えば、Windows 10のPCに「大切なデータ」というフォルダがあり、そのフォルダをWindows 11のPCに転送したい場合、まずはWindows 10でその「大切なデータ」フォルダを共有する設定を行います。
1. 共有したいファイル／フォルダを右クリックし、「プロパティ」を選択します。
2. 「共有」タブ→「共有」ボタンをクリックします。
3. 共有する相手を選択し、アクセス許可のレベルを設定します（Everyoneを選択し、読み取り／書き込みのアクセル許可を設定します）。「共有」ボタンをクリックし、変更を保存します。
4. 「詳細な共有」ボタンをクリックし、「このフォルダーを共有する」オプションにチェックを入れます。
5. 下部の「アクセス許可」をクリックして共有の権限を設定します。「追加」をクリックし、ファイルを共有するコンピュータの名前（グループ名またはユーザー名）を入力します。
「アクセス許可」セクションから許可する権限を指定できます。3つのオプションがあります：フルコントロール、変更、読み取り。
6. 設定がすべて完了したら、「適用」→「OK」をクリックして変更を保存します。
最後に、Win10での共有フォルダが作成されました。数分待ってから、他のコンピュータでこの共有フォルダにアクセスすることができます（「Win」+「R」キーを押して共有フォルダのパスを入力するか、共有されたPCのIPアドレスを入力することができます）。
AOMEI Backupperで2台のPC間でファイルを同期する手順
1台のPCで共有フォルダを作成した後、もう1台のPCにAOMEI Backupperをインストールして使用し、ファイルを同期する同期タスクを作成することができます。
1. AOMEI Backupperを実行し、「同期」をクリックし、同期方法を選択します。ここでは、「ベーシック同期」を例とします。
2. 同期するフォルダを選択するために、「フォルダを追加」ボタンをクリックします。
3. 「Share/NAS」をクリックします。
4. 「ネットワーク場所を追加」をクリックし、ネットワークパス（作成した共有フォルダのパス）を入力し、「はい」をクリックします。
5. 有効なパスを入力すると、アクセスできるようになります。同期する共有フォルダを選択し、「はい」をクリックします。
6. 同期先を選択します。そして、「開始」をクリックします。
同期が開始されます。完了まで時間がかかる場合があります。完了したら、「終了」ボタンをクリックします。最後に、フォルダが正常に同期されたかどうかを同期先で確認できます。
まとめ
上記の手順に従って、まずWindowsで共有フォルダを作成し、次に2台のコンピュータ間でファイルを同期するために同期タスクを作成することができます。これはコンピュータ間でデータを安全に転送するための良い方法です。
AOMEI Backupperでは、リアルタイム同期、ミラー同期、双方向同期など、さまざまな同期方法をサポートしており、異なるニーズに対応できます。また、定期的な同期を設定してコンピュータ間で自動的にファイルを同期することもできます。
さらに、AOMEI Backupperのバックアップ機能を使用して定期的に重要なデータやシステムをバックアップすることもできます。万が一、データ損失やシステムクラッシュが発生しても、OSを再インストールすることなく、重要なデータやシステムを簡単に復元できます。