バックアップスケジュールとは?

AOMEI Backupperでは、バックアップスケジュールを設定してデータを定期的に自動バックアップすることができます。これは、データのセキュリティを大幅に強化します。ここでは「デイリー」「ウィークリー」「マンスリー」「イベントトリガー」「USB挿入」5種類の基本的なモードがあります。必要に応じて、いずれかを選択することができます。

バックアップスケジュールを設定する方法

方法1:システムバックアップを作成していない場合、「バックアップ」をクリックし、「システムバックアップ」を選択すると、「システムバックアップ」画面が表示されます。システムバックアップはデフォルトで、Windowsの実行に必要なドライブは既に選択されます。画面の左下で、「スケジュール」を選択します。スケジュールの設定が完了した後、「開始」ボタンをクリックします。

「スケジュールを追加して、今すぐバックアップ」または「スケジュールを追加」を選択することができます。「スケジュールを追加」を選択した場合、現時点ではバックアップは実行されませんが、このタスクが「ホーム」タブに追加され、スケジュールされた時点で実行されるのを待ちます。

開始

方法2:バックアップを作成しましたが、「スケジュール」機能を有効にしていない場合、下図のように有効にします。

自動バックアップ

スケジュールバックアップを有効化または無効化する方法

スケジュールバックアップを有効または無効にするには、上記の手順に従って「スケジュール」に進み、「自動バックアップを有効にする」のスイッチをオン/オフにすればよいです。オンにすると、このタスクにはスケジュールバックアップが有効になります。オフにすると、このタスクにはスケジュールバックアップが無効になります。

スケジュール有効化

バックアップ方法を設定する方法

バックアップ方法には、フルバックアップ、増分バックアップ、差分バックアップがあります。3つのバックアップ方法の違いについては、「増分バックアップ&差分バックアップ」をご参照ください。

バックアップ方法

スケジュールされたタスクに、バックアップ方法を設定するには、「スキーム」タブに移動し、「バックアップ方法」セクションで、必要なバックアップ方法を選択することができます。「増分バックアップ」はデフォルトで選択されています。

ヒント:

「バックアップの自動クリーンアップを有効にする」の機能(AOMEI Backupper Professional以上のバージョンで利用可能)も有効にしたい場合は、このタブで有効にすることができます。バックアップスキームの有効化と設定方法はこちらをご覧ください。

スケジュールバックアップのモード

デイリーモード

1. 指定した日時にバックアップを一度だけ実行します。

2. 毎日決まった時刻にバックアップを実行します。

3. まずは一日の時間帯を設定します。そしてこの時間帯にバックアップを実行する時間間隔(1時間、2時間、3時間、4時間、6時間)を設定します。例えば、開始時刻を「09:00」、終了時刻を「18:00」、間隔を「二時間」に設定する場合、午前九時から午後六時まで二時間ごとにバックアップを自動的に作成します。

デイリー

ウィークリーモード

1. 毎週バックアップを実行する曜日を選択します。月曜日から日曜日まで選択可能です。

2. 毎週決まった曜日にバックアップを実行する時刻を設定します。

ウィークリー

マンスリーモード

1. 毎月特定の曜日にバックアップを実行します。たとえば、毎月の第三火曜日にバックアップを実行します。もちろん、毎月特定の曜日にバックアップを実行する時刻を設定する必要があります。

2. 次のカレンダーから毎月バックアップを実行する日付を選択します。複数の日付を選択したい場合、「Ctrl」キーを押しながら、選択したい日付をクリックしてください。もちろん、毎月特定の日付にバックアップを実行する時刻を設定する必要があります。

マンスリー

デイリー/ウィークリー/マンスリーにスケジュールされたタスクは、「スケジュール」タブの「コンピュータをウェイクアップしてスケジュールタスクを実行します。」オプションにチェックを入れると、AOMEI Backupperがコンピュータを起動させて、バックアップを自動的に実行することができます。

この方法で、プログラムはスケジュールされたバックアップを実行する2分前に、コンピュータをスリープまたは休止状態から起動させます。この機能は、イベントトリガー、USB挿入、およびリアルタイム同期では使用できません。

コンピュータをウェイクアップ

そして、デイリー/ウィークリー/マンスリーにスケジュールされたタスクは、バックアップの作成が完了した後に、パソコンをシャットダウン/再起動/ハイバネーション/スリープするように設定することができます。「スケジュール」タブの「スケジュールされたタスク完了後パソコンシャットダウン」にチェックを入れ、ドロップダウンメニューからいずれかのオプションを選択して、設定が完了します。

この方法で、プログラムは、スケジュールされたバックアップが完了してから3分後に、自動的にシャットダウン/再起動/ハイバネーション/スリープを実行します。この機能は、イベントトリガー、USB挿入、リアルタイム同期では使用できません。

スケジュールされたタスク完了後パソコンシャットダウン

イベントトリガーモード

AOMEI Backupperは、ユーザーサインイン、ユーザーサインアウト、システム起動、システムシャットダウンの4つのイベントタイプを選択することができます。イベントトリガーはAOMEI Backupper Professional以上のバージョンで利用可能です。必要があれば、AOMEI Backupper Professionalにアップグレードしてください。これから、4つのイベントタイプについて、詳しくご紹介します。

イベントトリガー

1. ユーザーサインイン:ユーザーがログインしたときに、自動的にバックアップを実行します。管理者アカウントにログインすると、タスクトレイにバックアップの進行状況を確認できる小さなAOMEI Backupperのアイコンが表示されます。しかし、標準アカウントにログインする場合、バックアップタスクはアイコンとしてシステムトレイに表示されず、バックグラウンドで実行されます。

2. ユーザーサインアウト:ユーザーがサインアウトしたときに、自動的にバックアップを実行します。再ログインした時、バックアップが完了していない場合は、タスクの実行がまだ継続されます。管理者アカウントにログインすると、タスクトレイにバックアップの進行状況を確認できる小さなAOMEI Backupperのアイコンが表示されます。バックアップが完了する前にPCをシャットダウンすると、AOMEI Backupperはシステムのシャットダウンを防止し、バックアップを継続します。バックアップが完了すると、システムは自動的にシャットダウンされます。

3. システム起動:システムが起動したとき、自動的にバックアップを実行します。システムが起動すると、まだログオンしてデスクトップに進んでいなくても、バックアップは自動的にバックグラウンドで実行されます。デスクトップに進んだ後、バックアップは完了していなくても、タスクが実行され続けます。管理者アカウントでログインしている場合、タスクトレイにバックアップの進行状況を確認できる小さなAOMEI Backupperのアイコンが表示されます。バックアップが完了する前にPCをシャットダウンすると、AOMEI Backupperがシステムのシャットダウンを防止し、バックアップは完了するまで継続します。完了した後、システムは自動的にシャットダウンされます。さらに、「操作の起動遅延」でバックアップの実行時間を設定することができます。例えば、5分の遅延を設定すると、バックアップはシステム起動の5分後に実行し始めます。

4. システムシャットダウン:シャットダウンを実行したときに、自動的にバックアップを実行します。「シャットダウン」をクリックすると、AOMEI Backupperはシステムのシャットダウンを防止し、バックアップを実行します。バックアップが完了すると、システムは通常通りシャットダウンします。「シャットダウン」をクリックした後、システム更新が実行されている場合、システム更新が完了してから、バックアップが実行されるので、ご注意ください。

USB挿入モード

バックアップ先/バックアップ元としてのUSBがPCに接続していることを検出すると、自動的にバックアップを実行します。USB挿入はAOMEI Backupper Professional以上のバージョンで利用可能です。

「一日に最大一回実行」を選択した場合、バックアップは1日に1回だけ実行されます。

USB挿入

「スケジュール」の「詳細」で、「次回コンピューターを起動する時、残したバックアップを実行します。」にチェックを入れると、スケジュールされたバックアップを実行する前に、PCがシャットダウンされた場合、次回パソコンを起動した時に、残したバックアップを実行します。

次回コンピュータを起動する時、残したバックアップを実行します

また、Windowsの「タスクスケジューラー」を使用して、任意の時間を設定し、設定された時間にPCを自動的に起動させて、バックアップを実行することができます。

 

ヒントヒント:

1. 「イベントトリガー」の「システムシャットダウン」が有効なときに、PCはバックアップを行わずに直接シャットダウンする場合に、「コントロールパネル」→「すべてのコントロール パネル項目」→「電源オプション」→「電源ボタンの動作を選択する」にある「高速スタートアップを有効にする」オプションを無効にしてください。また、「システムシャットダウン」を設定すると、再起動を実行する場合にも、バックアップが実行されます。バックアップが終了した後、PCはシャットダウンして再起動します。

2. バックアップは「イベントトリガー」または「USB挿入」を設定している場合、「タスクスケジューラー」も「AOMEIサービス」もバックアップを手動で実行することは不可能です。また、「次回コンピューターを起動する時、残したバックアップを実行します。」オプションも利用できません。

3. 左下隅にある「毎日一回実行」をチェックすると、バックアップタスクは一日に一回だけ実行されます。この場合、バックアップタスクがその日に実行されたことをプログラムが検出すると、その日に再び実行されることはありません。