ユニバーサル復元の概要
AOMEI Backupperの「ユニバーサル復元」という機能は、オペレーティングシステム(OS)を異機種ハードウェアのPCに復元することができます。それで、ハードウェア故障の場合、即座にOSを復元し、同じOSを多くのPCに展開することができます。また、物理から仮想、仮想から物理への移行など、他の目的にも使用できます。
ユニバーサル復元を実行する原因
上述のように、AOMEI Backupperは、障害が発生した別のパソコン(ハードウェア構成の異なる環境)への復元に対応します。ユニバーサル復元は次のような状況で特に役に立ちます。
▶障害や災害が発生したシステムの異機種のハードウェア上での迅速な復元
▶オペレーティングシステムのハードウェアに依存しないクローン作成およびイメージ展開
▶物理コンピュータから物理コンピュータ、物理コンピュータから仮想コンピュータ、および仮想コンピュータから物理コンピュータへの移行
▶多くのコンピュータに同じオペレーティングシステムの展開
異なるハードウェアにシステムを復元する方法
異機種ハードウェアにシステムを復元するためには、以下のことを確認する必要があります:
1. AOMEI Backupperのブータブルメディアが必要です。ブータブルメディアを持っていない場合、またはターゲットPCにメディアを挿入するポートがない場合、復元を行うためにPXE Boot Toolを使用することも可能です。
2. 以前はシステムバックアップイメージを作成したことがあり、AOMEI Backupperを使用してイメージファイルを簡単に見つけることができます。そうでない場合、今すぐシステムバックアップを作成してください。
では、以下の手順に従って、ユニバーサル復元を実行しましょう~
ステップ 1. ブータブルディスクをコンピュータに挿入した後、最初の起動デバイスとして設定します。AOMEI Backupperの画面が自動的に表示されます。「復元」タブをクリックして「タスクを選択」または「イメージファイルを選択」(※ヒント:復元したいシステムイメージは、他のコンピュータで作成される場合、「イメージファイルを選択」ボタンをクリックして、手動でシステムイメージを追加する必要があります。)を選択します。
ステップ 2. このステップでは、復元したいバックアップタスクを選択して「次へ」をクリックします。
ステップ 3. このステップでは、「このシステムイメージを復元」するか「システムイメージからパーティションを復元」するかを選択します。ここでは、「このシステムイメージを復元」を選択して「システムを他の場所に復元」にチェックを入れて「次へ」をクリックします。
ステップ 4. システムイメージの復元先のドライブを選択して「次へ」をクリックします。
※ヒント:選択したパーティション内のすべてのデータが上書きまたは削除されます。
ステップ 5. AOMEI Backupperのユニバーサル復元は、このステップで設定できます。復元したいシステムイメージが別のコンピュータで作成されたので、2つのコンピュータ上のアプリ/ソフト/システム設定/ハードウェアなどに違いはあるかもしれません。「ユニバーサル復元」にチェックを入れる必要があります。最後に問題なければ「開始」をクリックします。
※ヒント:選択したターゲットドライブはSSDの上にある場合は、読み取りと書き込みの速度を向上させるために「SSD 4Kアライメント」にチェックを入れてください。
ご注意:
※他のすべてのドライバ(ビデオカードドライバ、サウンドカードドライバ、およびプラグアンドプレイドライバなど)は、AOMEI Backupperのユニバーサル復元ではインストールできません。それらのドライバは、システムの起動に影響しないため、復元・移行が成功した後にWindowsで手動インストールすることができます。
※別の環境に復元される場合、Windowsの再アクティベーションが必要になる場合があります。
※Windowsがプリインストールされているメーカー製パソコン(OSのOEMライセンス)を別の環境に移行する場合、Windowsや各ソフトウェアのライセンスが別途必要です。ライセンス契約については、お使いのパソコンメーカーにご確認ください。
※ちなみに、 ドライバのソースとしてWindows\System32\driversというフォルダを使用しないでください。また、システムイメージを保存したドライブに復元を実行しないでください。復元先のドライブ上のデータがすべて削除/上書きされます。